2016.2.23
清水卓也 人をダメにするソファに包まれてブログを執筆
少し前の話だけど、「抽象的視点で情熱を持つ」というお話を聞いた。
とても興味深かったのでメモっておこうと思う。
突然ですが、
「僕は動物です。」これは抽象的。どんどん具体的にしていくと、
「僕はヒトです」→「僕は男です」→「僕は男性美容師です」→ 「僕はお客様を幸せにするための技術習得に日々励む男性美容師です」
という風にグーグルアースで地球から日本の東京の渋谷駅のスクランブル交差点の…
とズームインしていく感じ。
ズームインしていくと具体性が見えてくる。つまり温度や臨場感が高くなっていく。
逆にズームアウトしていくのは抽象的になっていく。そして熱や臨場感がなくなっていくのが通常であるということだ。
「今の子は…」という言葉をよく聞くが、今の10代なんかはとても抽象的に物事を見るらしい。ネットで世界中が繋がって、多くの情報に若くして触れて、
口グセは「ぶっちゃけ」「ざっくりいうと」なんていう子は抽象的な視点がとても強い。
ということは情熱や臨場感が少ない。少し冷めた印象の人が多いそうだ。
ここでその世代に具体的に熱を持って話してもなかなか受け入れられないらしい。
考えてみてほしい、僕らも全体を見据え視野を広く持っているときに、一部だけ見て「ああしたほうがいい、こうしたほうがいい」なんて話をされても、なかなか自分の中に入ってこないんじゃないか?
だって自分のほうが視野が広いんだもん。
そう、抽象度が高い視点の人は抽象度が低い人の意見を聞かなくなる傾向があるようだ。
そんな相手と話をしたい、熱をシェアしたいと思うときはだんだんと視野を広げていくように話し、そして熱や臨場感はそのままにすることが大切らしい。
相手の視野は具体的なのか、抽象的なのか、自分の見ている抽象度とかけ離れてはいないか。
そんな視点を持ちながら臨場感や情熱を持って接すること。
経営なんかをしたりリーダー的な立場の人はとても重要なんじゃないかと感じる。
enowa hair lounge清水卓也